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【独占インタビュー】“治らない”と言われた喘息を乗り越えて…高木聖司先生が目指す新たな医療のかたち

神奈川県茅ケ崎市の湘南カイロ茅ヶ崎整体院で院長を務める、カイロプラクターの高木聖司先生にお話を伺いました。

湘南カイロ茅ヶ崎整体院公式サイト。茅ヶ崎駅南口から徒歩1分、20年以上の実績。内科・循環器科・呼吸器科・婦人科・心療内科などの症状が得意。自律神経やホルモンの乱れ、アレルギーにも対応。薬や手術に頼りたくない方はご相談ください。土日祝日も営業。

https://chigasaki-shonanchiro.net/
目次

院長へのインタビュー

ー 自己紹介をお願いします。どのような経緯でこの職業に就かれましたか?

湘南カイロ茅ヶ崎整体院院長、高木聖司と申します。私は3歳の頃に小児喘息を発症しました。発作が起きれば病院で吸入治療、夜中に救急病院に連れて行ってもらったり、小学生の時には何度か入院したこともありました。発作のたびに両親に病院へ連れて行ってもらうことが申し訳なくて、扇風機の前に座って一生懸命呼吸をしてギリギリまで我慢していましたことを今でも覚えています。

入院を機に神奈川県立こども医療センターに通うようになりました。精密検査を受けたとろ「この病気はもう治らないから、これ以上酷くならないよう薬を飲んで予防していくしかない」と診断されました。

スポーツは好きだったのですが激しい運動をすると発作が起きてしまうのでセーブしたり、煙が苦しいので花火をするにも風向きを気を付けながらやっていました。鶏肉や卵は発作を誘発する可能性があるので止められていて、誕生日とか何か特別な時にしか食べられませんでしたね。動物の毛もダメなのでペットを飼う事も出来ず…。

この生活がこれからも一生続くんだと思うととてもショックでしたね。色々な制限の中で生活していて、いつ発作が起きるのかという不安を抱えながら生活を送っていました。

私の父はカイロプラクターだったのですが、色々勉強して私の治療をしてくれました。母も食事に気をつけてくれて。すると徐々に発作が起きる頻度が減っていきました。数ヶ月に1度の検査結果も徐々に良くなり、ついに先生から「もう来なくて大丈夫だよ」と言われ完治することができました。

私と同じように西洋医学では治らず困っている人の力になりたいという想いから治療家になる道を選びました。

ー この分野に興味を持たれたきっかけは何ですか?

やはり父の影響が大きかったですね。

私は近所のアレルギー科・入院先の病院・医療センターの先生や看護師さんなど医療従事者の方々にとてもお世話になり、自分も同じように病気で苦しんでいる人を助けられる職業に憧れがあり、小学生の頃から医師になりたいと思っていました。

一方で、中学生の頃家を建てて自宅の1階が父の治療院になりました。家を出入りするときに患者さんに挨拶をしたり会話をしたりすることが度々ありましたが、歩くのが大変そうだった方がスムーズに歩けるようになったり、苦しそうにしていた方が笑顔を取り戻していく姿を間近で見てきました。

当時はカイロプラクティックについての詳しいメカニズムなどはわかりませんでしが、医師のように困っている人の力になれる仕事なんだというのはわかりました。

そしてやはり西洋医学で治らないと言われた喘息を克服できたこと。父と母のもとに生まれて、自分自身が喘息を克服したことに宿命のようなものを感じました。

ー 現在の治療院を開業する際に直面した課題や困難は何でしたか?

医学部に落ちたので1年のブランクがあり、社会勉強のために1年間飲食店でバイトをしました。翌年から3年間は午前中は父の院で修行をしながら、夕方からは鍼灸師の資格を取得するため専門学校へ。日曜にはカイロプラクティックと忙しい日々を過ごしました。

3年後無事に鍼灸の国家資格を取得後、その年に茅ヶ崎駅前に湘南カイロ茅ヶ崎整体院を開院しました。

開業時はまだ22歳だったので若いのに大丈夫かしらと思った方も少なくなかったようです。ただ3年間父のもとでみっちり修行したおかげで効果は実感していただけて、若いのにすごいと徐々に信頼してもらえるようになりました。

最初の場所はマンションの一室で受付スタッフもいなかったので、女性の方は入りづらかったかもしれませんね。

ー ご自身の治療理念や信念について教えてください

東洋医学には陰陽という考え方があり、簡単に言えば世の中のもの全てに2つの相反するものが存在するという意味です。男女とか左右とか、医学で言えば高血圧低血圧とか体温が高い低いとか。

治療家は職人気質的なところがあり、1つの治療法を極めようとする先生が多いように思います。それぞれの治療法には目的があり、例えばカイロプラクティックなら神経の正常化、鍼灸なら経絡や気の流れをよくする、整体なら歪みを整えるものもあれば、硬くなった筋肉をほぐすマッサージのようなものもあったり。

1つをことを真摯に取り組む姿勢というのは素晴らしいことだと思いますが、どこまでいっても相反する領域はカバーできないんです。だから超一流の先生の施術を受けたとしても良くなる人もいれば良くならない人もいる。これはどの治療法にも言えることです。この頭痛薬は効くけど、こっちは効かないとか。

完全な治療法があればそれだけを熟練させていけばいいでしょう。ただ巷にこれだけの治療院・治療法があるということは完璧な治療法は存在しないということです。だから私はカイロプラクティックや鍼灸など1つの治療法に捉われず、幅広い知識と技術が必要だと考えています。

何でも屋と思われるかもしれませんが人間の身体は単純ではありません。1人でも多くの患者さんを救うには当然だと自分は思っています。

ー 日々の治療で特に重視していることや工夫していることは何ですか?

治療しているのに病気や痛みが治らない理由は何かというと、結局のところ原因が間違っているからなんです。水が流れない原因がホースの詰まりなのに、蛇口を修理しても一向に良くなりませんよね。

食事が原因なのに運動したって良くなりません。首の痛みの原因が腰にあったら、いくら首を治療してもその時は少し楽になっても元に戻ってしまいます。

なので当院では真の原因を見つけるために検査を重視しているのが特徴です。問診や触診はもちろんですが、最先端機器を用いて症状のあるところのみではなく全体的に身体の状態を調べ数値化します。ここまで調べている治療院は全国探してもないと思います。

原因がわかりさえすればあとは比較的簡単で、そこを調整していけばいいだけなので自ずと症状は改善していきます。

ー 患者さんに提供するサービスや治療法の特徴を教えてください

治療法で言えば先ほどお話しした通り、手技は1つに拘りません。

湘南カイロには40年以上の臨床実績がありますので、様々な独自の治療法が生み出されました。他にもカイロプラクティック・オステオパシーなどアメリカ発祥の手技療法を使う場合もあります。患者さんにもよりますがエネルギー療法や波動療法を行うこともありますし、メンタル系の患者さんにはカウンセリングのような手法を用いることもあります。

サービスで言えば、やはりメタトロンでしょうか。わざわざメタトロンだけを受けに関東圏内はもちろん、海外からいらっしゃることもあります。メタトロンはロシアの医療機器で、全身の波形を測定して身体の状態を数値化してくれる機械です。私が行っている手技療法とも相性が良く、原因を調べるためのダブルチェックにも有効です。

ー これまでのキャリアで印象に残っているエピソードや患者さんとの思い出はありますか?

私が喘息だったこともあり同じように小児喘息で苦しんでいる子供達や、大人になってから喘息と診断されて来院される方がたくさんいらっしゃいます。

みなさんコロナウイルスが流行していた時に酸素濃度が低くなった場合は入院が必要、最悪の場合死に至るという情報をニュースなどでご覧になってかなり怖かったんじゃないかと思います。

実は喘息発作のひどい時は酸素濃度はコロナに罹った時より低くなります。普段当たり前のように呼吸しているのにそれができないって本当に生きるのに精一杯って感じです。薬を飲んで発作が治るような軽度の場合はまだいいですが、発作を繰り返したり長引く場合はお子さんのご両親や本人にとってかなり深刻です。

そんな患者さんの背中を触るわけですが、自分が苦しんだ経験があるからでしょう、自分の身体のようにどこを治療すれば良いのか手に取るようにわかってしまいます。

発作の恐怖から解放され感謝された時は、あの頃の自分が感じた喜びが蘇り嬉しく思います。

ー 患者さんとのコミュニケーションで心がけていることは何ですか?

話を聞くこと、わかりやすく説明をすること、この2つは当たり前のように意識していることです。そして一番大切にしていることは治るんだというイメージを持ってもらうことです。

面白い研究があります。腰痛の患者さん100人のうち、50人には携帯の待ち受け画面に治ったら行きたいところ、やりたいことの写真を設定してもらいます。もう50人には特に何もしてもらわないで100人とも同じ治療を受けます。すると前者の写真を設定した群の方が治療効果が高かったという論文があります。

自然治癒力という言葉は治療院を探していたりすると一度は目にしたことがあるのではないかと思いますが、要するに結局治すのは自分自身の身体なんです。病気だと免疫力と呼んだりもしますね。

どこどこに行きたいと目的地を設定して初めて移動手段が決まりその場所に辿り着けるのと同じで、治るんだと設定できれば身体は治る方向に進んでいきます。

ところがどこに行っても治らなかったり症状がどんどん悪化していくと、もう治らないんじゃないか…って思ってしまうのも仕方ありません。目的地の設定がもう治らないんじゃないかになってしまうと治るものも治ならくなってしまいます。

だから私はまずは施術を受けて変化を体感してもらったり、患者さんの悩みを聴いた上でわかりやすく説明をしたりして、治るかもしれないという希望を持ってもらうことを心がけています。

ー この仕事をしていて一番やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

長年悩んでた不調や病院に行っても良くならなかったものが改善され、元気になったと患者さんから直接感謝の言葉をもらった時はもちろん嬉しいですしやりがいを感じます。ただ一番やりがいを感じる時は一緒に働くスタッフや院の雰囲気を誉めてもらった時かもしれません。

私のミッションは適切な医療を受けられる世の中にすることです。私たちが行っている手技療法は代替医療と呼ばれていて、現段階では通常医療とは見なされていない伝統医療や民間療法のことです。通常医療ではないから健康保険が使えないんです。

全ての人が平等に健康になれるチャンスがあり、そのためには代替医療をもっと知ってもらい身近な医療として認められなくていけないと思っています。でもそのような世界にするには一人では限界があり、その想いに賛同してくれた仲間が今は一緒に働いてくれています。

なので私個人を褒められた時より、院全体を褒めてもらえた時に今は一番やりがいを感じます。

ー 最後に、来院を迷っている方に向けてメッセージをお願いします

結局のところ、よくなればどこでもいいのではないかというのが正直なところです。

ただ、先ほど話した通り1つの治療法を大切にされている治療院が多いため、真の原因を取り違えるとここもダメここも良くならなかったと治療院巡りをしなくてはならなくなってしまいます。

これだけ治療院があるとどこに行けばいいのか選ぶのも難しいのではないでしょうか。

そんな方が遠回りしないために当院があります。もし何か体調不良でお悩みでしたらお気軽に私たちにご相談ください。

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